compassは、6名のアーティストらによって企画・運営される沖縄のアートサイトです。
コンパスの原理を発見したのは約2000年前の中国。魚の形をした木片の中に磁石を埋めて水に浮かべて使用したと言います。南を指す魚、「指南魚」と呼ばれ、「指南」=「導く」という言葉の由来でもあります。また、フラメンコでは曲を形成するリズムの1単位をコンパスと呼び、アクセントをつける場所により、曲の形式が作られます。その時間の長さは自由であり、歌手、踊り手、ギタリストはそれぞれの1コンパスのリズムを守ることにより、フラメンコを形成することができます。
compassは、メンバーそれぞれの活動や視点が重なり、共鳴
この場所(磁場)から生まれる、新たな未来像を指し示す、そんなサイトになればと思います。
compass4つの柱
compassは主に4つの柱から構成されています。沖縄のアート情報の共有・発信・蓄積(アーカイブ)とした展覧会・イベント情報。様々な出会いの場とそこから生まれるコミュニケーションの可能性をクリエイティブな遊び心を通して提案する、カメカメ、PICNIC。自由な言説空間を生み出す仕掛けとしてのアート論。今日的なテーマに向き合う試みとして様々な自主企画や他のプロジェクトとの連動企画。
①展覧会情報(発信・共有・アーカイブ)
・展覧会、イベント情報の発信
・情報の共有
・蓄積・アーカイブ
②クリエイティブな遊び心として
・カメカメ
「食」を囲んだ会話から生まれるcreativityの可能性を楽しむプロジェクト。
笑いあり、睡魔あり、「食」が合わさったときの会話の化学変化をゆっくりと楽しみます。
・Picnic
Picnicは、「場所」「移動」から生まれるテンションとそこからつながる会話、アクションなどを楽しむプロジェクトです。
③自由な言説空間を生み出す仕掛け
・アート論
アート論とは、美術批評や今日的なテーマを扱ったテキストを発表する場として、言説空間の可能性を模索する試みです。展覧会レビューやトーク、論評などアートを取り巻く言説を様々な視点で語り、捉えなおすことで表現の可能性や様々な問題について考えていきたいと思います。
④自主企画・連動企画など
compassでは今日的なテーマに向き合う試みとして対談や展覧会企画などの自主企画、他のプロジェクトとの連動企画など様々な取り組みを行っていきたいと考えています。
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compass members
阪田清子 Kiyoko Sakata 儀間朝龍/ギマトモタツ Tomotatsu Gima
平良亜弥 Aya Taira 宮城潤 Jun Miyagi
照屋勇賢 Yuken Teruya 大山健治 Kenji Oyama
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阪田清子 Kiyoko Sakata
1972年新潟県生まれ。現代美術家。
アトリエ+オルタナティブスペースKIYOKOSAKATA studio主宰。
沖縄県立芸術大学大学院造形芸術研究科修了。
2005 年「 WANAKIO 」那覇市立久茂地小学校(沖縄)、2006年「TOKYO FLOWERS」トーキョーワンダーサイト本郷(東京)、「大地の芸術祭・越後妻有アートトリエンナーレ2006」(新潟)、2007年 「Translocation Recombination Connection」台北国際芸術村(台湾)、沖縄文化の軌跡1872-2007」沖縄県立博物館・美術館(沖縄)、2008年「沖縄プリズム 1872-2008」東京国立近代美術館(東京)、2010 年「VOCA2010」上野の森美術館(東京)、2010年「止まったカーテン」画廊沖縄(沖縄)、2012年「沖縄美術 in ニューヨーク」The Nippon Gallery at The Nippon Club(アメリカ)に出品。パブリックコレクション:沖縄県立博物館・美術館。
ホームページ http://www.kiyokosakata.com/
平良亜弥 Aya Taira
1981年沖縄県生まれ。現代美術家。
office BULAT/Okinawa CREATORS VILLAGE職員。
琉球大学教育学部美術教育専修卒業。
2006 年「アサヒ・アート・フェスティバル2006/くわっちーあしび」ギャラリーセントラル(沖縄)、2007年「Yogi no Roguii 2人展」cafeRoguii(沖縄)、 2008年「灯 歓迎・訪問」言事堂(沖縄)、2009年「ほんぽんひらら展/コザ銀天大学」カ ネボウヒロバ(沖縄)、2010年「Home/家 沖縄・イギリス交流映像展」Club ELSEほか(沖縄)、「洗濯日和、釣り日和。」GARB DOMINGO(沖縄)、2011年「Somewhere Over The Rainbow」GALLERY point-1(沖縄)、「とくとく こここ すーん」kufuu(沖縄)、「Okinawa Day」(イギリス)、2012年「LooChoo ’TIME’」Crypt Gallery(イギリス)に出品。
ブログ http://tairaraya.blogspot.jp/
web album https://picasaweb.google.com/tairaaya
照屋勇賢 Yuken Teruya
1973年 沖縄県生まれ。現代美術家。
スクールオブビジュアルアーツ MFAプログラム修了。
2002 年「VOCA展」奨励賞受賞、「オールドリッチ現代美術館」にて新人賞受賞、2005年「Greater New York 2005」PS1(アメリカ)、「横浜トリエンナーレ」(神奈川)、2006年「アジア・パシフィック・ト リエンナーレ」クィーンズランド・アート・ギャラリー(アメリカ)、 2007年「Shapes of Space」ソロモン・グッゲンハイム美術館(アメリカ)、2009年、「愛についての100の物語」金沢21世紀現代美術館(石川)、 2010年「六本木クロッシング」森美術館(東京)、「時を超えた繋がり:日本のアーティストとアメリカ」アメリカ大使公邸に出品。パブリックコレクショ ン:ニューヨーク近代美術館 、沖縄県立博物館・美術館、シアトル現代美術館ほか。
ホームページ http://www.yukenteruyastudio.com/
儀間朝龍/ギマトモタツ Tomotatsu Gima
1976年沖縄県生まれ。アーティスト・美術教員。
GALLERY point-1 代表。 文具ブランド「rubodan」代表。
名古屋芸術大学美術学部日本画コース卒業。
2005・08年「WANAKIO」(沖縄)、2008年「しま
ホームページ http://gimabox.com/
GALLERY point-1 http://gallery-point-1.com/
rubodan http://www.rubodan.com/
宮城潤 Jun Miyagi
1972年沖縄県生まれ。
NPO法人地域サポートわかさ事務局長。NPO法人アートNPOリンク理事。
沖縄県立芸術大学大学院造形芸術研究科修了。
2001 年「NPO法人前島アートセンター」設立メンバー。初代理事長(2011年11月解散)。2002・03・05・08年「まちの中のアート展 /wanakio(ワナキオ)」を企画。2005-07年「トヨタ・子どもとアーティストの出会い in 沖縄」実行委員、2008年「全国アートNPO フォーラム in 沖縄」実行委員、2009年「MACCAP/阪田清子・山城知佳子~枠の外/状況の中へ~」実行委員、2010年「沖縄交流レジデンス プログラム/アジアアート特派員」企画、2008-12年「おきなわ美術コラム」(琉球新報)執筆。2007-10年「沖縄県立博物館・美術館指定管理者 /文化の杜共同企業体」アドバイザー。文部科学省委嘱社会教育アドバイザー。
ブログ http://miyagijun.exblog.jp/
大山健治 Kenji Oyama
1971年沖縄県生まれ。
1996 年「榎倉康二と14人の作家展」、横浜ガレリア・ベリーニの丘(東京)、1997年「新宿高島屋 タイムズスクエアオープン記念展 ウォーキングミュージアム展」(東京)、2003年「現代おきなわ芸術展 」那覇市民ギャラリー(沖縄)、2007年「沖縄文化の軌跡1872-2007」沖縄県立博物館・美術館(沖縄)、2008年「しまくとぅば 未来へつな ぐアート展」沖縄県立博物館・美術館(沖縄)、2011年「VISION展」GALLERY point-1(沖縄)、「BABEL2展」画廊沖縄(沖縄)、2012年「沖縄美術 in ニューヨーク」The Nippon Gallery at The Nippon Club(アメリカ)、2015年「ART OSAKA 2015」(大阪)、2015年「The Auckland Festival of Photography 2015」(オークランド)、「SHASHIN: PHOTOGRAPHY FROM JAPAN」(アメリカ)出品。